 (イワクラ/現 キャスト 特撮大百科 Ver2 南海ゴジ VS エビラ)
特撮映画の “水中戦闘シーン” を語る上で、決して忘れられないのが 『ゴジラ ・ エビラ ・ モスラ 南海の大決闘』 の存在である。
撮影用の特設プールを使った水面シーンは数々あれど、水中シーンの傑作にはあまり お目にかかったことがない。
通常、この手のシーンはカメラの手前にブルーフィルムを設置し、スタジオのセットで撮影され、 後から水泡などを合成するパターンが、殆んどであると思う。
 
  (バンダイ 酒井ゆうじ プロデュース ゴジラ名鑑 1966年版 南海ゴジ 全高 : 55ミリ)
ところが、この映画では実際に水中に潜った臨場感あるシーンが撮影されているのだ!
子供の頃、水中で格闘する2 匹の体表に “無数のアワ” が付着しているのを発見した時、 興奮のあまり鳥肌がたってしまった。
映画を観終わった帰り道、「スーツの中の役者さんは、溺れなかっただろうか?」 ・・・・・ な〜んてことも考えたりした。
 
  (バンダイ 酒井ゆうじ プロデュース ゴジラ全集 Final 1966年版 南海ゴジ 全高 : 70ミリ)
遭難した兄を捜しに行く “青年” と、警察から追われる身の “金庫破り” との奇妙な航海を プロローグに、舞台は南海の孤島 “レッチ島” へと展開する。
島の近海に生息し、近寄る人間達をエサとして喰らう “エビラ” と 洞窟での安眠を妨げられた 不機嫌な “ゴジラ” との壮絶なバトルを中心に、世界制服を企てる悪の秘密結社 “赤イ竹” ・・・ その悪党によって、労役を強いられているモスラの故郷 “インファント島の島民たち” ・・・・・ その救出のため飛来した “モスラ” まで加わり、レッチ島は大騒ぎ!
 
  (イワクラ/現 キャスト 特撮大百科 Ver2 1966年版 エビラ 全長 : 80ミリ)
さて、ゴジラ VS エビラの第一ラウンド ・・・・・!
互いに海を挟んで、相手の出方を見る 2 匹。
ゴジラが蹴飛ばした岩を、巨大なハサミでボレー! 今度は、さらに大きな岩を持ち上げたゴジラは、エビラ 目がけてドッジボール ・・・・・ しかし、その岩を器用に ハサミでキャッチして投げ返す ・・・・・すると、今度はゴジラが ヘディングで応戦! ゴーゴーダンスのリズムにのって、凄まじいまでのサルカニ合戦ならぬ、“ゴジエビ合戦” だ! シリーズ中でも、屈指の名場面である ・・・・・。
やがて、シビレをきらしたゴジラが海中へ進撃。 一旦は四つに組んだ2匹だが、ハサミで左手を挟まれ、痛さをこらえての大技を決行するゴジラ。 なんと、そのままの体制から “一本背負い” でエビラを海面へ叩きつける!
たまらず、海中に姿を消すもゴジラの脚を引っ張り、得意の水中戦へと誘い込む。 ところが、近くに転がっていた岩をつかみ、エビラの頭部めがけて反則攻撃!
思わず水しぶきをあげながら、一時退却のエビラでした ・・・・・。
 
  (イワクラ/現 キャスト 特撮大百科 Ver2 1966年版 南海ゴジ 全高 : 65ミリ)
甲殻類の中でもザリガニのハサミは、か〜な〜り “痛い (>_<)”! 挟まれた経験のある方は、この痛みが解るハズ!
続いて、第2ラウンドの開始 ・・・・・!
前回の経験を踏まえて、海中を主戦場にするエビラ。 ファイナル ウェポンである放射能熱線を披露するゴジラであるが、海水に阻まれ威力は半減。
息継ぎを余儀なくされるゴジラに対し、容赦のないチョップ攻撃のエビラ! 海面に出ようとモガクが、脚をとられ口から 「ゴボゴボ・・・」 と気泡をもらす ・・・・・ なんて、生物感のある描写であろうか?!!
劣勢のゴジラであったが、一瞬のスキをついて浮上。 エビラの小さな左腕に噛み付き、力まかせに引っこ抜く!! 続いて、最大の武器である右腕も ・・・・・!! 「キイィィ〜ッ」 という断末摩が場内にコダマする。
奪い取ったハサミを 「チョキ、チョキ ・・・」 ともてあそびながら、勝どきをあげるゴジラ。 哀れ ・・・・・ 両腕をもがれて海中に没するエビラ。

この後、ゴジラの放つ熱線によって ・・・・・ 特大の “エビフライ” と化したエビラを誰も知らない?!
 
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